コミュニケーションエナジーSP 湯ノ口弘二×鈴木尚広 第4回
第4回「プロフェッショナルなチーム」
湯ノ口弘二×鈴木尚広
2010年1月17日(日)大阪にて
鈴木:
個人的な感情も入るとは思いますが…。
2002年、原さんの第一次政権。僕は原監督が、監督に就任される前のヘッドコーチから目をかけていただき、育ててもらいました。
原監督の第一次政権で素晴らしいところは、選手を試してくれることです。場を提供してくれます。「場を提供するけれども、勝ち取るのはお前だよ」と言います。ですので、例えば若い選手が一軍に上がって、試合に出ないまま二軍へ落とされることはまずありませんでした。
湯ノ口:
努力を活かせる場があるということですか。
鈴木:
そうです。「お前の今の実力はこうだ。それを試してみろ。」と、場を提供してくれる。僕はそういうところで監督に何度もお世話になりました。そこで自分の経験値をあげさせていただいた。
湯ノ口:
それは経営者にとって大事な視点ですね。優秀な経営者に関するコメントには「色々なチャンスの場を与えてくれました」とありますけれど、鈴木さんの場合はただそれだけじゃないんですね。「自分の今の実力はこのレベルだ、と確認できるという観点で場を与えてくれている」と選手が思えるような提供の仕方をしてくれるんですね、原さんは。
鈴木:
そうですね。「お前はこうだから二軍へ行ってこういうことをしてこい。」と。僕らが返したら答えを返してくれるし。逆に答えを投げかけてくる、ともいえます。
湯ノ口:
ある意味思い知らされますね。
鈴木:
そうです。そこでどう這い上がっていくかという精神的な部分は大きいと思います。
ですので、色々な選手が入ってきましたけど、生き残りは数少ない。
失敗を経験させてもらって、また自分を高めていく。「では何をしなければならないのか。」と考えさせられるんです。
湯ノ口:
まさにコーチングですね。





